昨日の「なぜ値切る?」で思い出したことがあります。
20代のころ,中国を旅行したときのことです。
土産物屋(露店ではなく,わりとちゃんとした店構えの店です)に入り,お箸を買おうといろいろと品物を見ていたのですが,店員さんが「こっちはもっと安い」というようなことを言っていろいろ勧めてくれました。
そのとき,実はお世話になった方へのお土産を探していたので,あまり安いものでも困る,と思っていた私は,多少値段はかかってもいいから,それなりにちゃんとして見えるものが欲しいと思っていました。
(お箸ですから,高いと言っても知れていますし)
店員さんが勧めるものがどんどん安くなっていくので,「これはちょっと安いです」と中国語で伝えました。
「もっと安いものがほしい」と言われたのだと思った店員さんは,「これ以上安いものはない」と。
いや,そうではなく,これがちょっと安いのです。もうちょっと高いものはありますか?
…とつたない中国語で伝えたところ,とても意外な顔をされました。
このような場合,日本語だとどう言うとスマートでしょうか。
「安いです」「安すぎます」では直接すぎるような気がします。
「お世話になった方への贈り物なんですけど…」と最初に言っておくと,察してくれるでしょうか。
勧められたものよりも明らかに高いものを見せてもらうことで,自分の欲しいものはこのレベルのものだ,ということをわかってもらうとか。
では,それなら,と高いものを出された場合に,自分ならどう言うでしょう。
「それはちょっと」
「それは予算オーバーですね」
「わ,10000円ですか,そこまでは…」
「いや,そこまでは出せないんです」
いろいろと想像しているのですが,どうも「高い」とか「安い」と言いたくないということに気づきました。
「3000円程度で探しているんですが…」と予算を言ってしまうと,話が早いかもしれないです。
あくまでも個人的な感覚かもしれませんが。
「もうちょっと安いのはありませんか」
この表現,わりと初級の教室で練習したりするんじゃないかと思うのですが,実際どこで使いますか?
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