2014年8月 9日 (土)

『帰国・外国人児童生徒等の学力の実態と適切な学習指導について』

8月6日(水),伊東祐郎先生のご講演に行ってきました。

外国人児童生徒の日本語能力の評価(アセスメント)のための指標についての説明でした。

「外国人児童生徒のためのJSL対話型アセスメント(DLA)」
文部科学省初等中等教育局国際教育課作成だそうです。
資料はHPからダウンロードできます。

この資料の中で,細かいことはともかくも,「序章」だけは目を通すことをお勧めしたいと思います。
特に,「外国人児童生徒の言語能力観」だけでも。

2014年8月 4日 (月)

『新にほんご<生活の漢字>漢字み~つけた』

前期の授業が終わりました。今日私の担当している科目の中で,最後のテストが終わりました。
漢字です。

今回の漢字クラス,後悔が1つ。
『新にほんご<生活の漢字>漢字み~つけた』
この本を学期中にどうして思い出さなかったのか,本当に自分で自分がわからない。
この本を併用すればよかったです。

学期中,「薬の袋」を教材にして,サバイバル的読みをやりました。
「内用薬」とか「食後」とか「1日3回」とか,知っている漢字を拾って読んでみました。
その後で,学生の1人が保健管理センターに行って薬をもらった時に,この練習が本当に役に立ったそうです。

もっとこういう練習を増やさなければ。
来期はもっと内容を練ります。

2014年7月18日 (金)

簡単な日本語しかできない学生に専門の授業をする(終了)

浙江理工大学のサマープログラムの担当分が昨日終わりました。

とりあげた論文の中国人データと、受講生のデータがおもしろいぐらい一致しました。

そのことが改めておもしろいと思ったし、その論文の結果の確かさを確かめられたと思いました。
そのおかげか、論文の主張を受け入れることは難しくなかったように思います。
もしも来年もこの講座があるなら、別の論文で挑戦してみます。

2014年7月15日 (火)

簡単な日本語しかできない学生に専門の講義をする

浙江理工大学のサマープログラムの学生たちが来学しています。
これから2週間福井大学で講義を受けて勉強したり,校外学習に出かけたり,と楽しそうなプログラムです。

この学生たち,日本語が専門の学生だけではなく,日本語が「第二専門」という人たちもおり,それほど日本語能力が高い学生だけではないらしいということがわかってきました。

私は,1コマ授業を担当しているのですが,社会言語学の論文を1つとりあげて,それをもとに自分たちの言語行動を振り返ってもらおうと思っています。
ちょうど,日本語と中国語(調査対象者は台湾人です)の比較をした論文なのでちょうどいいだろうと思いまして。

とりあげる論文は,

大浜るい子・王暁青(2006)
「日本と台湾の言語行動対照分析:他家での食事時の言語行動について」

どうなるかわかりません。
失敗はしないだろうけれど,成功するかどうかは疑問。
ですが,大学の提供する講義なので,ちゃんと専門的な内容にしたいのです。

講義まであと2日。

2014年7月14日 (月)

刑務所の日本語教育

先日,同僚と話していておもしろいことを聞きました。
日本の刑務所の中では,日本語教育が行われています。

確かに,犯罪者の中には日本語を母語としない人もいます。
それは知っていましたが,そういう人に対する日本語教育を刑務所でもやっている,ということにはまったく思い至りませんでした。本当に認識不足です。

てはじめに,「刑務所,日本語教育」で検索してみました。

たとえば,
府中刑務所
視聴覚教育としては,「新聞、テレビ、ビデオやコンピュータによる日本語教育(外人)など」が挙げられています。
(「外人」はやめてほしいですが)

横浜刑務所
教科教育に「日本語教育(外国人受刑者のみ)」とあります。

これは調べてみたいです。

2014年7月 9日 (水)

福井県国際交流協会「日本語ボランティア入門講座」基礎1終了

「日本語ボランティア入門講座基礎Ⅰ」が終了しました。

今回は本務のほうがいろいろと忙しかったせいもあり,ばたばたしている間に終わったような感じがします。
今回は,結果として隣同士の話し合いの時間を多めにとることになりました。
基礎Ⅱはもっともっとたくさん話し合いの時間をとるようにしてみようかと目論んでいます。

講座終了後に担当の島田さんと話しました。
この講座を受講した方に実際の日本語サポート活動に関わっていっていただくにはどうしたらいいのか。
受講しただけでなく,その後の活動へのつながりを維持していくには,この講座がどうあるべきなのか。
答えは見えないのですが,私自身,ただ「講座で講師を務めて終わり」では物足りなくなっているのも事実です。
目に見える講座の成果とは何でしょう。

2014年7月 8日 (火)

顔文字

メールで顔文字はあまり使いませんが、よく使うもののうちの1つ。

m(_ _)m

「どうぞよろしくお願いします」のつもりで使っています。
これを中級日本語クラスで何かのついでに紹介したら、学生たちは「初めて見た!」とおもしろがっていました。
そのことに今更ながら驚きました。

2014年7月 7日 (月)

いい質問ですね

講義中に,本当に的を得た,発展性のある質問をしてくれる人がいます。そういうときは思わず,「いい質問をしていただきました。ありがとうございます。」と言ってしまいます。

最近は,学内で日本人相手の講義がないので,もっぱら学外の講座でのやりとりになります。

この「いい質問です」という表現,学会で使えるか考えてみると,使えないだろうと思います。
教師と学生のように,教える側と習う側という関係がはっきりした場でなければ使えない表現だと思います。
少なくとも私が,研究発表の場で,「いい質問ですね」などと言おうものなら,「何様?」と思われることは間違いないでしょう。

では,代わりに何と言えばいいのでしょう。
「ご質問ありがとうございます。確かにご指摘の点はおっしゃるとおりで,私もこの点については…」などのように続くのかもしれません。
間違っても「いい質問」と相手を評価するようなことはできないことは確かです。

このことを考えるきっかけになったのは,留学生向けの発表(スピーチ)のクラスで,質問した私に対して,「いい質問ですね」と答えた学生がいたことです。
思わず,「ほめていただいてありがとうございます(笑)」と,返してしまいました。

2014年7月 4日 (金)

『帰国・外国人児童生徒等の学力の実態と適切な学習指導について』

ふくい市民国際交流協会でおもしろそうな勉強会があります。

おもしろそうなので、早速申し込みました。

『帰国・外国人児童生徒等の学力の実態と適切な学習指導について』

 日 時: 平成26年8月6日(水)13:30~16:30

 会 場: 福井県国際交流会館 第1・2会議室 
         (福井市宝永3-1-1)
 参加費: 無料(ただし、資料の準備のため事前申し込みが必要)
 対 象: テーマにご関心をお持ちの方ならどなたでも参加いただけます。
 講 師: 伊東 祐郎 東京外国語大学 教授 
       (「外国人児童生徒のためのJSL対話型アセスメント」研究推進委員長)

2014年7月 2日 (水)

すみませんね

友達に、「迷惑かけてごめんね」と書くことはあるでしょう。

では、それをふまえて、先生に対して、「ご迷惑をおかけしてすみませんね」と書いたらおかしいのはなぜでしょう。

本当に中級クラスはおもしろいです。

«忙しかったで〜

2018年10月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
無料ブログはココログ