おもしろかったこと

2014年7月18日 (金)

簡単な日本語しかできない学生に専門の授業をする(終了)

浙江理工大学のサマープログラムの担当分が昨日終わりました。

とりあげた論文の中国人データと、受講生のデータがおもしろいぐらい一致しました。

そのことが改めておもしろいと思ったし、その論文の結果の確かさを確かめられたと思いました。
そのおかげか、論文の主張を受け入れることは難しくなかったように思います。
もしも来年もこの講座があるなら、別の論文で挑戦してみます。

2014年7月14日 (月)

刑務所の日本語教育

先日,同僚と話していておもしろいことを聞きました。
日本の刑務所の中では,日本語教育が行われています。

確かに,犯罪者の中には日本語を母語としない人もいます。
それは知っていましたが,そういう人に対する日本語教育を刑務所でもやっている,ということにはまったく思い至りませんでした。本当に認識不足です。

てはじめに,「刑務所,日本語教育」で検索してみました。

たとえば,
府中刑務所
視聴覚教育としては,「新聞、テレビ、ビデオやコンピュータによる日本語教育(外人)など」が挙げられています。
(「外人」はやめてほしいですが)

横浜刑務所
教科教育に「日本語教育(外国人受刑者のみ)」とあります。

これは調べてみたいです。

2013年2月19日 (火)

youtubeの日本語授業のビデオ

荒川先生の「常時励行塾」がyoutubeにUPされているので,それを楽しく拝見しています。

そこで気づいたことがあります。

日本語学校を中心に,日本語の授業のビデオがyoutubeでけっこう見られるのですね!
まったく知りませんでした。

youtubeを見ていると,関連動画がいくつか紹介されてきますが,それをながめていると,けっこうあるのです。
中には,教え方の「悪い例」を先生役の方が演じていらっしゃいます。
そして,「こういう教えて方をしていませんか?こういうことはやってはいけません」などというような解説とテロップが入ります。

すごいです。
知らないと本当に損すると思いました。

興味のある方,youtubeで「日本語授業」で検索すると,けっこう出てきます。
お試しください。
こんなおもしろい動画がありますよ,という情報もぜひお願いします。






2011年6月22日 (水)

かなの音声教材の収録

数年前,留学生センターでひらがな・カタカナの練習教材を作りました。

今年は,その音声教材を作成中です。
「あ,い,う,え,お~」という単音の発音から,教材に掲載している単語までを読み上げた録音教材です。
これができると,初級学習者にテキスト準拠の音声CDを提供することができるわけで,自習の効率が上がります。

というわけで,今日はその収録でした。私もその収録に立ち会うことができました。
収録は専門の業者さんにお願いしており,単語を読み上げてくださるのは,プロの方です。

2時間ほどの収録でしたが,大変おもしろかったです。

「福井」のアクセントは県内と県外で違うということも初めて教えていただきました。(おもしろい~)
三省堂のアクセント辞典とNHKとでは,ずれがあることも知りました。
長音の発音をどうするか,など予想外の問題も出てきて,大変勉強になりました。

それにしても,やはりプロの方の声はきれいで,聞きやすいです。
私の声は,教材作成用には向かない声ですから,とてもうらやましいです。
日本語教師になりたてのころ,勤務していた学校で自作のリスニング教材を作るのに,私は録音スタッフとしては使っていただけませんでした。
同僚で録音スタッフとして呼ばれる人は,やはりとても「いい声」でした。

2011年4月22日 (金)

宣伝:ジム・カミンズ先生の講演(動画)

2月19日に大阪大学で「ユネスコ国際母語デー記念学術振興会」の行事として,カナダのトロント大学のジム・カミンズ先生の講演がありました。
以前にもこのブログでご紹介しましたが,ジム・カミンズ先生は,バイリンガル教育研究では世界的に有名な研究者で,著作も多いです。

私も,大阪まで出向き,エネルギッシュな先生のご講演を拝聴しました。非常に得るものの大きいご講演でした。

そのときのご講演の様子が,youtubeにUPされています。
大阪大学世界言語研究センターHPからアクセスできます。

http://www.world-lang.osaka-u.ac.jp/user/shomu/notice.html#Lecture20110219

みなさま,ぜひぜひご覧ください。

2010年12月22日 (水)

あけましておめでとうございます(早すぎ)

本日,今年最後の授業が終わりました。12月に入ってから,何かと大変あわただしい年末になりましたが,ようやく肩の荷が下りました。年明けの授業は,1月6日からです。

さて,あるクラスの今年最後の授業で,授業が終わった後,「じゃあ,ちょっと早いけど,今年はこれで最後だから。『よいお年を』」と言ったところ,返ってきた答えは,

  「先生,新年おめでとうございます

いえいえ,早すぎます。まだです,まだ。

実はこういうことは,けっこう珍しくありません。日本では,12月中は「よいお年を」,1月1日になってはじめて「新年あけましておめでとうございます」になるのだ,ということを意外と知らない学習者がいます。

例えば,中国の学生だと,年末も年始もどちらも「新年快楽」で,同じあいさつをするのだそうで,その感覚で考えると,年末も年始も「新年おめでとうございます」と考えても,おかしくありません。

上級の学習者でも,時々知らないことがあります。

とにもかくにも,無事終わってほっとしています。

2010年12月21日 (火)

年賀状

年賀状の季節です。そろそろ書こうと,去年届いた年賀状をながめています。

留学生からも何枚か届いていました。その中で,おもしろい年賀状を見つけました。初級クラスで教えていた学生からです。

市販の年賀状を買って,それにメッセージを英語で書いてくれて,留学生センターの私のメールボックスに入れておいてくれたものです。

文頭に「あけましておめでとうございます」と,ひらがなで書いてくれていました。そして,英語であたたかいメッセージを書いてくれたあと,最後のメッセージは,ひらがなで「きおつけてね」。

「どうかお元気でお過ごしください」とか「ご健康をお祈りします」ということが書きたかったのだろうと思うのですが。

そしてそれよりもおもしろいのは,そのメッセージはすべて表に書かれていて,本来メッセージを書くべき裏面は真っ白だったことです。自分で持ってきてくれたものなので,住所を書く必要はなかったのですが,それにしても,裏が真っ白で,表が小さい字でたくさんのメッセージ,という年賀状は初めてでした。

こういう形式が決まっているもの,というのは,その形式さえ知っていれば限られた語彙や文法しか知らなくても書けるのですが,知らないと意外なものが出来上がってしまいます。

ちょうど今年最後の初級のクラスは私が担当なので,時間があったら年賀状の書き方をやってみようと決めました。

2010年10月12日 (火)

コメントお礼:方言を学ぶこと

週末は学会に参加して,昨夜福井に戻りました。

9月16日の記事「方言を学ぶこと」に水野さんからコメントいただきました。ありがとうございました。ご自身は,「以前は先ずは標準語を教えて、方言はその人が余裕があれば覚えてもらう論者でした」とのことですが,今は考えが少し変わられたのですね。

数年前に私が指導した卒論でも,日本人に対して「外国人が話す福井方言(地域語)をどう思うか」という小さい調査をしています。

福井在住日本人に対して「外国人が方言を話すことに対してどのように感じますか」と聞いたところ,「1.大変よい 10人, よい 15人,どちらともいえない 14人, 何となく嫌だ 1」という結果でした。

「あなたは外国人が方言を話すことにメリットがあると思いますか?」に対しては,「大変思う 8人,少し思う 13人, どちらとも言えない 17人, あまり思わない 2人, 全く思わない 1人」という結果でした。メリットがある理由としては,「コミュニケーションがより円滑になる」「日本が好きだと感じられる」などがありましたが,「どちらとも言えない」を選んだ理由に,やはり「正しい日本語を理解するのが前提」「方言を共通語だと思っていなければよい」といった,「正しさ」を求める意見があったのも事実です。

この「正しさ」をどう考えるかというのは大変大きな問題ですから,とりあえずわきに置いておくことにします。

ただ,これは私が講師を担当している講座でも再三言っていることなのですが,学習者にとって方言がわかることのメリットの大小は違います。その学習者にとって方言がわかることが何より急がれるのであれば,それを優先すべきだと思います。あくまでも「優先」です。必要であればその後,いわゆる「標準語」を勉強すればよいと思います。

方言学習教材,ぜひ福井弁巧者の皆様で作成してくださると本当にありがたいです。

2010年9月13日 (月)

きねのー3

先週は,「きねのー」について,りぶろさん,ほやほやさんから早速お返事をいただきました。本当にありがとうございます。

「きねのー」も「たべねのー」も,例に出したものはどれも実際に聞いたことがなかったので,このように「OKです」と言っていただけると安心します。

そこで,最後にもう一つ質問させてください。

この「きねのー」とか「食べねのー」「聞きねのー」という表現は,どういう人がどういう相手に対して使う表現でしょうか。使う年代は,若い世代例えば,中高生から年配の方までどの世代も使いますか?

りぶろさんから「きねのー」は「来なさい」という感じでは,というお返事をいただいていますが,そうすると,あまり年下から年上に向かっては使わないでしょうか?あるいは,男女の使用差はありますか?例えば,女性は使いづらいとか。

典型的な使用例というとどういう会話になりますか?

こうやって書きながら,実際に聞いたことがない表現を理解しようとすると,その表現についてどういう情報が必要か,すごく実感します。お時間があるときでかまいません。福井弁巧者の方,どうぞよろしくお願いいたします。

2010年9月10日 (金)

きねのー 2

昨日,病院で見かけた「きねのー」について書いたところ,早速りぶろさんからお返事をいただきました。ありがとうございました。

「きねのー」は強いていえば「来なさいね」「来て下さいね」のような感じだそう。やっぱり「き」は「来」だったんですね。予想が当たってうれしいです。病院の紹介だったので「来てねー」というのもどうかと思い,もしかしたら何か別の意味で使われているのでは?と勘ぐっていました。

さて,この「きねのー」あるいは「きねー」ですが,外国人学習者を含む非福井弁使用者(私もです)に教えるとしたら,文法的にはどう説明すればよいですか?

「きます」→「きね」,「します→しね」でいいのでしょうか?つまり,「動詞の『○○ます』の○○の部分に『ね』をつける」という説明で正しいですか?「食べねー」「行きねー」「聞きねー」「寝ねー」はOK?

さらに,「きねのー」の「の」は「○ねー」には何でもつけられますか?

  行きねのー, 食べねのー, 聞きねのー,寝ねのー …これらはみんなOKですか?

福井弁のことをいろいろとまとめたウェブサイトは結構あるんですけど,なかなかこちらの求める答えが見つかりません。

ご存じの方,お時間があるときにでもぜひお願いします。

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