その他いろいろ

2014年7月15日 (火)

簡単な日本語しかできない学生に専門の講義をする

浙江理工大学のサマープログラムの学生たちが来学しています。
これから2週間福井大学で講義を受けて勉強したり,校外学習に出かけたり,と楽しそうなプログラムです。

この学生たち,日本語が専門の学生だけではなく,日本語が「第二専門」という人たちもおり,それほど日本語能力が高い学生だけではないらしいということがわかってきました。

私は,1コマ授業を担当しているのですが,社会言語学の論文を1つとりあげて,それをもとに自分たちの言語行動を振り返ってもらおうと思っています。
ちょうど,日本語と中国語(調査対象者は台湾人です)の比較をした論文なのでちょうどいいだろうと思いまして。

とりあげる論文は,

大浜るい子・王暁青(2006)
「日本と台湾の言語行動対照分析:他家での食事時の言語行動について」

どうなるかわかりません。
失敗はしないだろうけれど,成功するかどうかは疑問。
ですが,大学の提供する講義なので,ちゃんと専門的な内容にしたいのです。

講義まであと2日。

2014年7月 7日 (月)

いい質問ですね

講義中に,本当に的を得た,発展性のある質問をしてくれる人がいます。そういうときは思わず,「いい質問をしていただきました。ありがとうございます。」と言ってしまいます。

最近は,学内で日本人相手の講義がないので,もっぱら学外の講座でのやりとりになります。

この「いい質問です」という表現,学会で使えるか考えてみると,使えないだろうと思います。
教師と学生のように,教える側と習う側という関係がはっきりした場でなければ使えない表現だと思います。
少なくとも私が,研究発表の場で,「いい質問ですね」などと言おうものなら,「何様?」と思われることは間違いないでしょう。

では,代わりに何と言えばいいのでしょう。
「ご質問ありがとうございます。確かにご指摘の点はおっしゃるとおりで,私もこの点については…」などのように続くのかもしれません。
間違っても「いい質問」と相手を評価するようなことはできないことは確かです。

このことを考えるきっかけになったのは,留学生向けの発表(スピーチ)のクラスで,質問した私に対して,「いい質問ですね」と答えた学生がいたことです。
思わず,「ほめていただいてありがとうございます(笑)」と,返してしまいました。

2014年6月28日 (土)

ポスター発表の作法

日本語教育学会研究集会報告その3です。

今年は、思い切ってポスター発表だけにしました。
できるだけたくさんのボランティアのみなさんに、気軽に来ていただきたかったからです。

その試みは成功したとは思うのですが、おもしろいことがわかりました。

それは、意外とポスター発表形式がどういうものかご存知ない方が多いということです。
たとえば、こんな声が聞かれました。

「各ポスターごとに10分ぐらいの時間を切ってほしい。」

次々に人が移動できるように、全体で指示してほしい、というご要望ですが、これだとポスターの良さが失われます。
できるだけ、ご本人のペースで、じっくりと直接話ができるのがポスターの良さです。

「ポスターの前に数人しかいなくて、何か気の毒だった。もっとたくさん見に行ってあげたほうがいいのに」
お気持ちはわかりますが、数人というのはごくごく普通の、もしかしたら理想的なポスターのあり方だと思います。
たくさんの人を相手に「発表」するのではないのです。

「どういうやり方なのかよくわからない」
会場に入るなり、戸惑われた方もいらっしゃいます。
自由に好きなところで好きなだけ見て、発表者と直接お話してください、とお伝えしました。

「いつどうやって声をかけたらいいのかわからなかった。質問が来るまで待っていればいいのか、最初から説明したほうがよいのか」
発表者の方からのお話です。
初めてのポスター発表でのこの戸惑いもよくわかります。
声がかかるまで待つ。様子を見て、「ご説明しましょうか?」と声をかける
これが基本です。

2014年6月18日 (水)

日本語教育学会 研究集会(2014年6月21日)

日本語教育学会 第2回研究集会が福井大学で開催されます。

日時:2014年6月21日(土)13:00~17:00(受付開始12:30)
会場:福井大学文京キャンパス 総合研究棟Ⅰ 13階大会議室 (〒910-8507福井市文京3-9-1)
参加費(資料代): 500円 ※予約不要・当日受付

プログラムはこちらです。

今回のご講演とワークショップ講師は,荒川洋平先生(東京外大)です。

・講演
「外国人への接し方と話し方 ―日本語教育の根っこを考えよう―」
・ワークショップ
「やさしい日本語を使ったコミュニケーションの練習と振り返り」
講師:荒川洋平氏(東京外国語大学)

みなさま,どうぞお誘いあわせの上,お越しくださいませ。


2014年6月13日 (金)

ロゼッタストーン

福井大学の言語開発センターで、ロゼッタストーンを勧めています。

大学で契約したのでしょう。
ロゼッタストーンはこちら
外国語のオンライン学習サイトです。
留学生向けの日本語学習サイトとしてどうかなと思い、試しに使っています。
とりあえず、音声認識の精度は低そうです。

2014年5月24日 (土)

要約筆記者養成講座

福井県聴覚障がい者センターからのご依頼で,「要約筆記者養成講座」で「日本語の基礎知識」の講座を担当させていただきます。

福井市と敦賀市でそれぞれ4時間ずつの1回限りの講座です。
聴覚障がい者のための「要約筆記」という仕事は,この講座を通じて知りました。

日本語教育とは関係ないようでいて,やはり「わかりやすく伝える」という点が共通しており,非常におもしろいお仕事です。

2014年4月 9日 (水)

「やさしい日本語」は何を目指すか

大学院で「日本語教育特論」という授業を持っています。

受講生はほとんどが日本語専攻の留学生です。
この授業では,基本的には自分(私)が読みたい本を読むことにしています。

今年の本は,これ

インターナショナルさかい「日本語ボランティア養成講座」からのつながりです。


2013年12月16日 (月)

第二言語習得研究会全国大会(広島大学)2013年12月14~15日

第二言語習得研究会全国大会(広島大学)に行ってきました。

プログラムはこちらです。

内容の濃い大会でした。
中でも,佐々木みゆき先生(名古屋市立大学大学院)のご講演は,勇気づけられるものでした。

「第2言語ライティング行動発達の研究方法を求めて:歴史生態学方法の可能性-」

たぶん,今まで聴いた講演の中でいちばん印象に残るものです。

 

2013年8月29日 (木)

お久しぶりです

お久しぶりです。
何と半年もブログが更新されないまま,ほったらかしになっていました。
少しずつ更新します。

今年度後半は出張等が続く予定です。
まずは,明日,文化庁の日本語教育大会に出席してきます。

2013年2月18日 (月)

ご紹介:荒川洋平先生「常時励行塾」

先日岡山でお会いしてからというもの,東京外大の荒川洋平先生の宣伝部員のようになっておりますが,今日もそうです。

 先生のHPをご紹介します。こちらです。

このHP,見ないと損します。本当です。

常時励行塾」という,「完全無料 ビデオによる日本語教師養成講座」を,youtubeで配信していらっしゃいます。

連載エッセイもまとめて読めます。

中身について,私がいろいろと書くよりも,まずは一度見ていただいたほうがよいです。
ぜひご覧ください。



…と,ここまで書いて記事を保存していましたら,荒川先生からメールで,「常時励行塾 友の会ニュースレター」をお送りいただきました。
友の会に入れていただいて,光栄です。
荒川先生,ありがとうございました。
この場をお借りして御礼申し上げます。

なお,友の会に入れていただく前に,この記事は書いておりました,と小さくアピールいたします。


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